投稿日:2006-12-28 Thu
私の小遣いの使い道の主立った部分を占めるクラシックCD。ちょっと整理してみました。とりあえず1〜3月編。
一応ランキングを目指して、◎>○>△>・という印を付けてみました。
1/6
◎モーツァルト「ピアノソナタK.330,331"alla turca",332」
アンドレアス・シュタイヤー(harmonia mundi)
1/7
・アストル・ピアソラ「TANGAZO」
デュトワ/モントリオール交響楽団(DECCA)
・バッハ「リコンストラクション〜復元」
コンバッティメント・コンサート・アムステルダム(EXTON)
1/20
○ショスタコーヴィチ「オラトリオ・森の歌」
フェドセーエフ/モスクワ放送交響楽団ほか(victor)
1/23
○バーンスタイン「キャンディード組曲ほか」
大植英次/ミネソタ管(Reference Recordings)
○ボッケリーニ「チェロ協奏曲全集」
エンリコ・ブロンツィ/ヴェローナ・アカデミア管(brilliant classics)
◎リムスキー=コルサコフ「シェラザードほか」
ムーティ/フィラデルフィア管(EMI REDLINE)
2/3
△シューベルト「交響曲全集」
ムーティ/ウィーンフィル(Brilliant Classics)
△クープラン「室内楽全集(「国」など)」
ウェンツ/MUSICA AD RHENUM(Brilliant Classics)
△スクリャービン「交響曲全集」
ムーティ/フィラデルフィア管(Brilliant Classics)
○「ヘルベルト・ケーゲル・レジェンダリー・ボックス」
ケーゲル/ドレスデンフィル、ライプツィヒなど(edel classics)
2/12
◎チャイコフスキー「弦楽セレナーデ、アンダンテ・カンタービレ他」
ソンデツキス/リトアニア室内管(SACRAMBOW)
△「グラン・タンゴ」趙静/松本和将(Victor)
3/1
・「VIENNA」フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団(living stereo)
◎「ハンブルグ1734」アンドレアス・シュタイアー(harmonia mundi france)
3/8
○「シューベルト未完成・ブルックナーロマンティック」
テンシュテット/ロンドン・フィル(TDK)
3/22
◎モーツァルト「ピアノ協奏曲全集」
シュミット/マズア/ドレスデンフィル(edel classics)
○コープランド「庶民のファンファーレ、アパラチアの春、交響曲第3番」
大植英次/ミネソタ管(reference recordings)
3/29
○ブラームス「ピアノ協奏曲集」
フレイレ/シャイー/ゲヴァントハウス(Decca)
○「リュミエール」村治佳織(Decca)
◎大木正夫「交響曲第5番「ヒロシマ」、日本狂詩曲」
湯浅卓雄/新日本フィル(Naxos)
曲目の解説、ランキングの理由などはあとで書き足します。
投稿日:2006-07-25 Tue
前回の記事でテレマンのターフェルムジークを取り上げたので、さらにテレマンを。今度はフラウト・トラヴェルソによる演奏です。
フラウト・トラヴェルソとは、いまのフルートのご先祖に当たる木製の横笛のこと。
バッハやテレマンの時代にフルートといえば縦笛のことだったので、わざわざ「トラヴェルソ」(「横の」という意味)と注記しなければならなかったようです。
私は、このフラウト・トラヴェルソの音色が大好きです。
現代のフルートもきらいではありませんが(昨年つくばコンサートで呼んだ「レ・ヴァン・フランセ」のエマニュエル・パユの演奏は忘れられない!)、フラウト・トラヴェルソの古雅で素朴な音色はあれとはまた別物というか、聴けばだれでも心優しくなれる音色だと思います。とくに、有田正広さんという演奏家の吹くフラウト・トラヴェルソの音色が大好きで、CDも何枚か持っています。
有田正広さんはDENONレーベルと契約を結んでおり、このレーベルから出ているCREST1000というシリーズに何枚もCDが入っています。このCREST1000の「1000」とは1枚1000円という意味。負け組クラシックの味方です。
とくにおすすめは
○テレマン「6つの四重奏曲〈1730年ハンブルク版〉」

有田正広(フラウト・トラヴェルソ)・寺神戸亮(バロック・ヴァイオリン)・上村かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ)・クリストフ・ルセ(チェンバロ)というメンバーによる四重奏曲です。第1番の第1楽章、GraveからAllegroに移るところの間の空気感が実に心地よく、演奏に引き込まれてゆきます。
このDENONでは有田さんやその仲間たちを軸に古楽演奏のCDをたくさんだしており、Aliareというシリーズにしています。有元利夫さんのフレスコ画のジャケットも音楽とマッチしていて、すてきなシリーズです。これがCrest1000に落ちたら買うという、まあそのあたりが負け組クラシックの醍醐味ではないかな、とw
ところで本日、CDプレーヤーを購入しました。
MUSICFieldのオークションを通じてオーディオユニオンより購入。
http://www.musicfield.jp/index.html
このお金を貯めるのに苦労しました(´Д⊂
投稿日:2006-07-22 Sat
へんなトラックバックが2000くらい付いてた 凸( ̄皿 ̄#)さて負け組クラシック第2弾は、最近私の買ったCDのうちでコストパフォーマンスに優れたものをご紹介しようと思います。
この場合の「コストパフォーマンス」とは、
「値段が安くて内容がよく、頻繁に聴く」
という意味です。つまり、一回聴くごとにコストがどんどん下がっていくということw

テレマン「ターフェルムジーク」全曲。
ベルダー/ムジカ・アンフィオンの演奏による4枚組。
レーベルはブリリアントクラシックス。
ゲオルグ・フィリップ・テレマンは、18世紀中頃に活躍したドイツの作曲家。
同時代のバッハやヘンデルと比べ、今日の日本における一般的な知名度は地を這うように低いのが現状ですが、後期バロック最大の作曲家とも称せられる場合もあります。また、当時はものすごい売れっ子で、半世紀近くもの間、ハンザ同盟の都市・ハンブルクの都市音楽監督という地位にあり、名声を集めたそうです。ライプツィヒは彼を招聘しようとして失敗したためバッハを呼ぶことにしたと言いますから当時の人気の差がわかります。
テレマンの代表作がこの「ターフェルムジーク」。直訳すると「食卓の音楽」ですね。
「食卓の音楽」といってもまるでサティみたいに「鳥の丸焼きの音楽」とか「生ハムメロンの音楽」とかがあるわけではなく、富裕層の食卓を彩るBGMというほどの意味です。当時のハンブルクは自由都市として栄えていましたから、そういう需要があったんですね。
さて負け組専科ことキンキン@ダイコク堂にも、この勝ち組の贅沢ともいうべきこのCDはとってもよいです。世間的にバロックはあまり人気がありません。つくばコンサートでもバロックの集客は地を這うほど低く。。。
それは、「バロック=しんねりむっつりした音楽」という印象が強いせいかもしれません。バッハの影響かな。しかし、この「ターフェルムジーク」を聴いてもらえれば、その雅、その粋、その明るさに耳を奪われること必至と思われます。そもそも、富裕な人たちの食卓を飾る音楽ですから、重苦しいようでは困りますしね。
ベルダー/ムジカ・アンフィオンの演奏も特筆大書したいできばえ。明るく、つややかな音色で作品の魅力を高めています。合奏精度も高く、息があったアンサンブルを楽しんでいる風情が聴き取れたら、貴方もテレマン・ファンです。
ヒルズ族に代表される最近の富裕層はお金でお金を生むことに血道を上げているように見えます。その一方で、地方における文化芸術関連予算は削られまくり。コンサートを楽しみにしている庶民は音楽から縁遠くなり、仕事が来なくなった演奏家も泣いています。文化という無形で(多くの場合は)金銭的利益を生み出さないのものを財産として認めることができるかどうかは、GDPが、とか株価が、とかいうよりもはるかに社会の豊かさを表す指標だと思うのですが。
私はホリエモンや村上ファンドがうらやましいと思ったことがありませんが、ディナーにこんな優雅で明朗な音楽を楽しむことができた当時のハンブルク自由市民たちの豊かさはうらやましく思われます。このCD、4枚組ですが高い店でも2000円くらい。私が見かけた最安値はキムラヤ新橋烏森店の1400円でした。
え、こういう音楽をお薦めする私もセンスいいって?
いや〜テレマンなあw
投稿日:2006-06-11 Sun
「就職バブル再来」ともささやかれる今日この頃ではありますが、そんな追い風はどこ吹く風、「氷河期時代」に大学院を修了した私なんぞ、負け組街道驀進中であります。しかし、そんな私にも音楽に癒される贅沢だけは許されておりましょう。
芸術に身を浸す喜びに「格差社会」があってはなりません。
そこでこの「負け組クラシック」では、安くてよいクラシックCDを紹介してゆきたいと思います。貧者の一灯。
ここで紹介するCDは基本的に輸入盤、それも複数枚のセットものです。
CDは内外価格差が激しく、国内盤1枚の値段で廉価レーベルの輸入盤が5枚買えるなんてことはざらです。だとしたら、安い輸入盤をたくさん買い、いろんな曲を安く楽しむ方がいいと思いませんか?そこが貧者の一灯を称するゆえんです。
まず第一回は
「ベートーヴェン交響曲全集」。
ピアニストの内田光子さんはベートーヴェンを次のように評しています。
ベートーヴェンは、いつも天を見ていた人なの。
泥の中を這い回っているようなときでも、天を見ようとしていた人なの。
(中野雄氏の著作による)
…う〜ん、深い。
ベートーヴェンこそ、「負け組クラシック」の第一回にふさわしい。
さて、私のお薦めCDは、ブロムシュテット指揮ドレスデン・シュターツカペレの演奏による全集です。
レーベルはブリリアントクラシックス。自社録音やライセンスを受けた他社録音によるセットものを主力商品とするレーベルです。このレーベルのもうひとつの特徴は、なにしろ安い。ということが掲げられます。一枚平均400円程度という値段は、まさに負け組クラシック。ベートーヴェン交響曲全集は5枚組なので、輸入盤店で2000円以下で入手できます。私は1390円で買った記憶があります。国内生産のCD一枚以下。廉価盤でも1枚の値段で全集がもてます。一番安いのは新橋駅烏森口のキムラヤ3Fかな。
ブロムシュテット指揮ドレスデンシュターツカペレの演奏は、ひとことで言って「中庸」。高い水準で、地に足の着いたベートーヴェンを楽しむことができます。ピリオド・アプローチと呼ばれる、古楽器奏法を現代オーケストラに導入する流行が生じる以前の演奏なので、オールドスタイルといえますが、この一組としてはオーソドックスでよいんじゃないでしょうか。
とくによいのが第7番。どっしりした音と推進力で、じわりと汗がにじむ演奏です。私としては、世評高いカルロス・クライバーの演奏より好きですね。全集としても、各曲の水準がそろっており、値段も考えて一押しです。
「俺、負け組じゃないもんね」という小金持ちな御仁にはギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送響の全集をお薦めします。これだといま5000円前後。ヴァントは厳格で考え抜かれたテンポ設定と、各楽器の音量バランスを丁寧に吟味することで美しい響きを生み出すミキサーの能力に長けた指揮者であったと思います。とくに第6番「田園」の美しさは比類がないといえよう。です。
その他、値段の点ではノリントン指揮ロンドン・クラシカルプレーヤーズの全集(virgin)は古楽オケを使った快速演奏として、セカンドチョイスにはいいんじゃないかな。現代楽器のオーケストラを使って古楽奏法を取り入れた、いわゆる「ピリオド・アプローチ」の全集としてはジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレの全集があります。どちらも私は2000円台で買いました。
昨日はつくばコンサートの定例会。
来年度の招聘演奏者について、カンカンガクガクやってきました。
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