投稿日:2006-12-02 Sat
「千葉日報」12月1日第1面より。リード文のみコピペにて転載。http://www.chibanippo.co.jp/news/seikei/kiji.php?id=seikei06120109431901
財団法人ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉(理事長、堂本暁子知事)の解散危機問題で、楽団員が県側から賞与全額カット、年収40%減を提示されていることが三十日、分かった。存続のためには県の緊急支援を受ける以外ないが、県は支援の条件として、財団に自立型経営への転換を要求。財団との交渉に労働組合は反発しているが、県の支援がないと十五日にも財団は破綻(はたん)する見通し。四日の最終回答に向け、楽団員は決断を迫られている。
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本文を読みますとこのオケは現在の楽団員15名、昨年度の平均年収は約470万円に過ぎないのだそうです。ということは、約2820万円のリストラと引き替えに支援をするということになります。彼らの年収は282万円かそれ以下(というのは上記の470万のなかに賞与が含まれている可能性があるため)にまで落ち込むことになります。
一方、このオケの常勤事務職員の平均年収は700万円、事務局長は1000万円を上回っているとのことですが、彼ら(財団の事務局。記事によれば「常勤事務局職員と県派遣の常務理事」)は給与・報酬の1割カットという提案を自ら行い、妥協点を模索しているとか。なぜ、もともと給与の低い演奏者が賞与全額カット・給与4割減で、天下りや出向職員が給与・報酬の1割カットにとどまるなのか。理解に苦しみます。
このオケは県がつくり、音楽ファンのすそ野を拡大するためにコツコツと学校まわりをしている団体です。それが、構造改革に伴う助成金の削減によって学校からお呼びが掛からなくなり、その結果として巨額の赤字をかかえ、破綻寸前に陥りました。とすれば、県は、その補給路を断っておいて、給与の削減を求めるという兵糧責めによって自ら設立したこのオケをつぶしに掛かっているということになるのではないでしょうか。よくわかりません。
芸術は本質的に金銭に換算できない無形の価値を有しています。芸術はいわば社会の潤滑剤であり、こういうものを無駄と切り捨てれば、隅々に至るまでギスギスした社会になり、結果として人間の生産活動の能率はさがると私は考えます。目先の利益を求め、日本は長期的な経済悪化のスパイラル状態に入りつつある。それが今日の実態なのだと思います。
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2日になって、冷静に考えてみるといろいろ疑問が出てきました。
新聞の一記事ではよく分からないことが多いんです。それでも、千葉日報の報道はお知らせする価値があると思うので、内容を書き換えました。図書館に行った時などにぼちぼち調べてみますんで、なま暖かく見守って置いてくださいまし。m(_ _)m
投稿日:2006-11-27 Mon
11月24日、サントリーホールにてサンクト・ペテルブルクフィル/ユーリ・テミルカーノフ指揮のコンサートを聴いてきました。曲目
リムスキー=コルサコフ:歌劇「みえざる町キーテジと聖女フェヴローニャの物語」序曲
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番(Vn:ワディム・レーピン)
ショスタコーヴィチ:交響曲第13番「バビ・ヤール」
この記事は書きかけです。
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投稿日:2006-11-19 Sun
11月23日は勤労感謝の日ということで祝日です。新嘗祭に由来するこの祝日は月曜日に移動させませんから、週のなかばにぽっかり空いたお休みになります。天気予報では雨になりそうとのこと(NHKで半井さんが言ってました)。そして芸術の秋でもあります。そんな秋の一日、シューベルトの歌曲なんて聴いてみませんか?(なんと唐突な展開)○11月23日(木・祝)15:00開演
イアン・ボストリッジ テノールリサイタル
曲目:シューベルト「美しき水車小屋の娘」全曲
料金:¥4000〜3000(当日券あり)
問い合わせ先:029-852-6470(つくばコンサート実行委員会)
http://www.tins.ne.jp/~tsukuba-concert/
イアン・ボストリッジはいま世界でも最高レベルのテノール歌手。
(つづき↓)
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投稿日:2006-11-17 Fri
去る11月8日、ジャン=マルク・ルイサダのリサイタルを聴きに、紀尾井ホールに行ってきました。ルイサダはフランスのピアニスト。
ブーニンが優勝したときのショパンコンクールで5位に入賞したことをきっかけに世界的に知られるようになりました。この春、NHK教育の「スーパーピアノレッスン」で、かなーりファンキーな先生っぷりを披露したもじゃもじゃ頭の人、といえば分かりますかねw
5年ほど前、リサイクルブック店で何気なく買ったショパンの名曲集。これが私とルイサダのなれそめでした。これは、ブーニンの演奏が7曲、ガヴリーロフ4曲、ルイサダ3曲というとりあわせのお買い得CDで、最初は何の気なしに聴いていたのですが、プレーヤーでランダム再生していて、どうしても耳に残る演奏がある。それがルイサダの演奏するワルツ3曲でした。3拍子が実に優雅で洒落のめしていて、なんというかものすごく「粋」。それ以来、私にとってもっとも気になるピアニストのひとりでした。つくばコンサートで呼べれば、と思って会議で名前を出したこともありました。
このピアニストには熱心なファンの方がいらっしゃり、ファンサイトを開設しておられます。
ルイサダファンのページ:
http://www.luisadafan.com/
で、たまに覗いていたのですが、ある日ひさしぶりに覗いたら来日予告が!!
さっそくチケットを購入。
この日を、首を長くして待っておりました。
プログラムは以下の通り。
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調Op.13≪悲愴≫
ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 Op.58
《インビテーショントゥザダンス》
チャイコフスキー:サロン風マズルカ
ハプサールの思い出より無言歌 ヘ長調Op.2-3
グラナドス :ロマンティックな情景よりマズルカ
スペイン舞曲集より“祈り”Op.37-5
ウェーバー :舞踏への勧誘-華麗なロンド 変ニ長調 Op.65
プーランク :ワルツ ハ長調
バルトーク :ルーマニア歌曲 第1番 Op.8-a
ショパン:ワルツ 第2番 変イ長調Op.34-1≪華麗なる円舞曲≫
ワルツ 第3番 イ短調 Op.34-2
ワルツ 第4番 ヘ長調 Op.34-3≪華麗なる円舞曲≫
実際には、冒頭のベートーヴェンの前になにかアダージョの小曲が付き、そのまま悲愴に入るという仕掛けになっておりました(あれは何という曲だったのだろう?)。
アンコールは
ショパン:ノクターン第20番 遺作
スケルツォ第2番 変ロ短調
モーツァルト:ピアノソナタ変ロ長調k.570より第2楽章
率直な感想を言います。
まず、前半はあまり楽しめなかったです。
とくにベートーヴェンはルイサダとはほとんど合ってないという気がしました。第2楽章に優美さはあったものの、その他はう〜ん。また、ピアノの状態がひどかった。高音部は固く、金属的な音だし音程は合ってないし、強く弾くとガシャガシャ異音が聞こえます。彼はヤマハの契約アーチストと言うことで、今回のツアーはヤマハのフルグランドと調律師が帯同するということらしいですが、こんな状態では宣伝にならないよ、という感じ。紀尾井のスタインウェイはいい音するんですけどね。
後半は、上記のようななれそめから私が楽しみにしていたプログラム。
これはさすがでしたね。やはり、彼のよさは舞曲におけるリズム感にある。それは単にリズミカルであるとか、テンポ設定がよいというだけではなく、その切り替えがしなやかで、自由な設定でありながら間延びせずどんどん人を引き込んでゆく。優雅なゆらぎの魅惑に満ちた演奏でした。それを、まったくインターバルをおかずに弾くことによって、ひとつの大きなうねりが心に残りました。また聴きたいですね。
ピアノの状態は休憩中の調整でややおちついたのか、前半ほどイライラしないで聴けました。しかしアンコール時にはまた音が緩んでた気がしたなあ。。。会場の雰囲気も、ちょっとマナーの悪い人が多かったように思います。ずーっと携帯みてる人がいた(会場が暗いのでオレンジ色の光が手元で付いている)のと、子供が飴の包みをかしゃかしゃさせていたりとか、演奏会慣れしてない人もいるように思いました。
終演後のサイン会は大変な長蛇の列で、最後は10時過ぎになったとか。私もCDにサインをしてもらい、握手しましたが、その手の柔らかさにびっくりしました。肉が軟らかいだけでなく、骨格まで含めた柔らかさがあるというか、可動域広そうというか。彼の演奏のしなやかさの由来の一端を知ったような気がしました。
「ルイサダファンのページ」主催者の♪さん(ルイサダのピアノのお弟子さんとのことです)に感謝!
今月は2日にウィーン交響楽団のマーラー1番を聴き、このあとは23日につくばコンサートでボストリッジを聴き、24日にサンクトペテルブルグフィルのショスタコーヴィチを聴く予定です。
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これで当ダイコクブログ。の記事が100本になりました。
「ブンガク・オンガク・ケンケンガクガク(誤用語彙)」の精神でこれからわーわーやっていこうと思うとります。
投稿日:2006-10-06 Fri
私も参加しているつくばコンサートの機関誌「ホワイエ」67号がでました。http://www.tins.ne.jp/~tsukuba-concert/Foier%2067.pdf
今回の「ホワイエ」は来年初春の演奏会の告知と、本年前半の演奏会の報告が中心です。
初春のコンサート:
○1月20日(土)コンチェルト・コペンハーゲン演奏会
○2月17日(土)エマ・カークビー ソプラノリサイタル
コンチェルト・コペンハーゲンはバッハのチェンバロ協奏曲を中心としたバッハ・プログラム、エマ・カークビーはパーセルなどを歌います。いずれもバロックを主体とした古楽演奏で、ノバホールの音響によくあう演奏だと思います。
本年前半演奏会報告:
○村治香織ギターリサイタル
○小菅優ピアノリサイタル
今回は身内の不幸があり、私はほとんど編集を手伝えませんでした。
その分、すこしでも宣伝に協力しようと思いますm(_ _)m
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