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2007.10.15 *Mon

上岡敏之指揮ヴッパータール交響楽団を聴いて

これまでご紹介をしてきました「上岡敏之指揮・ピアノ ヴッパータール交響楽団演奏会」が昨日行われました。すでにkenさんのところをはじめ、いくつかのブログにて感想が上がっていますが、私は準備に携わった立場から、こぼれ話などを少々。

まず私がノバホールに行きましたのは10時台の後半。
すでにトラックが到着しており、舞台はひな壇組み立て&ピアノ調律の最中でした。
ひな壇組み立て中!


しばらくしてまた覗きに行きますと、今度はヴッパータール交響楽団の裏方さんが来て、椅子並べや楽器の設置を行っておりました。

ティンパニも据えられました。


上岡さん&ヴッパータール交響楽団の到着は午後になり、さっそく各自が練習を始めました。ノバホールは楽屋が狭く、100人入れる楽屋はないです。そのへんは勝手を知った音楽事務所の方々が上手に割り振り、プレーヤーたちは舞台上のみならず客席なども使って練習していました。
ただいま練習中!


上岡さんピアノ協奏曲の練習中。肖像権云々をいう以前にピンぼけです(笑)
ものすごい勢いで弾いていきます。指を動かすことと、全体の流れをたたき込むためでしょうか。

ピンぼけなので小サイズで


全体のリハはそのあと、14時半の開場寸前まで行われてました。アンコールの「こうもり」序曲がガンガン聞こえてきました。


さて演奏。

これは、賛否両論あっておかしくないものだったと思います。それはレベルが低いとかそういうことではなく、上岡さんの演奏スタイルに対するその人の価値観をが問われることになる、そういう演奏ではなかったでしょうか。

前半の演奏をひとことで言えば、とにかく大胆な演奏であったと思います。R・シュトラウスのゲネラル・パウゼの長さに心臓が止まりそうになり、モーツァルトのカデンツァに思わず声を出して笑いそうになりました。これが引き金になって、私は演奏にのめり込んで行きました。才気煥発!というか、意表を突く茶目っ気というか、けれん味たっぷりというか、ぐっと惹きつける何か仕掛けがあるという感じ。

後半は運命。有名な三連符+1(フェルマータ)の提示部は、冒頭ではほぼフェルマータなし、2度目ではかなり長めにフェルマータを取るなど、やはり大胆。前半楽章は簡素に行き、第4楽章で大爆発という、これも素敵なけれんを聴かせてもらった、という気がします。

一方で、基本的にはオケ任せの部分が多い演奏でもありました。
とくに目立ったのはオーボエの人。kenさんに言わせると「オーボエ吹きは目立ちたがりが多い」ということになるのですが、彼の自由な歌いっぷりが他のパートに伝染して、徐々にノリが広がっていく様は面白いものでした。

細かいミスはけっこうあったし、第1楽章のフェルマータなど、パート毎にズレがあったのか音がかぶって聞こえたりもしましたが、そういうミスは所詮その場限りのミス、一番肝心なことは、一曲通して大きく気持を揺さぶる強さがあったということであるように思います。上岡さんは馬なりの走りを束ねながら、最後に行って鞭をくれて、という感じに見えました。それが、聴いている人を興奮させるうねりになっていったように思います。

アンコールはヨハン・シュトラウスの喜歌劇「こうもり」序曲。そうとう入れ込んだ演奏でこれは楽しかったです。もう一回聴きたい。

実行委員としては聴衆の反応というのはやはり気になるものですが、なにより、拍手の大きさ、長さ、伸びは今までないほどでした。そのことを嬉しく思います。


そして私の友人たちが多く来てくれたことをなにより嬉しく思っています。快腸夫妻・kenさんご一家・RYOさん・そして大阪からいらっしゃったあかさんのお目にかかれたことはとても励みになりました。
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COMMENT : 6  TRACKBACK : 1  [EDIT] [TOP]

COMMENT

コンサートの成功、おめでとうございます
こんにちは。TB&コメント、ありがとうございました。
同じプログラムをオペラシティで聴いていましたので、感想を非常に楽しく拝見しました。千葉は日本人とは思えない(もの凄く褒めてます)強力な個性の持ち主の登場を、大いに喜んだ次第です。
機会があればつくばのコンサートにも伺ってみたいです、非常に良心的な価格に引かれた、と言うのもありますけれども(笑)。では。
2007/10/15(月) 20:42:26 | URL | 千葉さとし #- [Edit
千葉さん、こちらこそ本当にありがとうございました。ぜひ一度お越し下さい。

これからも注目してくださるとのこと、感謝です。なにしろ富士通のスポンサーの元、完全ボランティア運営の団体なので、宣伝がなかなかうまくできません。応援大歓迎です。リンクに入れてよろしいでしょうか。
2007/10/15(月) 21:53:35 | URL | キンキン@ダイコク堂 #lUPQEYyE [Edit
お世話になりました!!
上岡ワールドに打ちのめされて、まだ現実世界に浮上できずにいます。(自分のブログもまだ更新できてません。)実際見る上岡さんの指揮はほっんとに凄かったです。これほどとは・・・。圧倒され、息が苦しくなってしまいました。指揮棒を振るときに「シューッ」って吐く息の音が客席にまで聞こえていました。ピアノを弾いているときもずっと唸ってましたよ。前の席でよかったぁ~。演奏会での爆裂とはうって変わって、サイン会での上岡さんはすごーくソフトな紳士。ステキでした。
大阪には来てくれないし、日程的合うにつくばまで行こうかどうしようか迷っていましたが、行って本当によかったです。本当に素晴らしいコンサートでした。ありがとうございました。
2007/10/15(月) 23:02:30 | URL | あか #- [Edit
「息づかい」が聞こえる演奏会は、やはりいいですね。
1階の後ろの方でも、上岡さんだけじゃない、オーケストラのメンバーの息づかいも聞こえてくる。
「あ、音楽が生きている!」

・・・幸せでした。。。

キンキンさん、本当にお疲れさまでした!
そして、ありがとうございました。
2007/10/15(月) 23:06:11 | URL | ken #- [Edit
あかさん・kenさん
いやはや、おふたりとも日程があって本当によかったですね。これちらとしては、最終日の日曜日の公演を取れたということもよかったわけです。

それから、私個人としてはおふたりをお引き合わせできたこともよかったと思っております。コンサートというのは社交の場でもあるわけですしね。

さて次は11月4日(振替休日)の森麻季さんリサイタルです。曲目も決定したし、チケットの売れ行きは悪くないし、快腸さんの奥さんも楽しみにしているし、私が担当ですから気合い入れてパンフとか作らなきゃ。
2007/10/15(月) 23:34:37 | URL | キンキン@ダイコク堂 #lUPQEYyE [Edit
あちこちで言われるように、賛否のでる演奏でしたね。
私は否で取りましたので、ここは撤退します(笑)
しかし賛否が出るということは、よいということです。
全員が賛または否であることは、無風化ともいえ寂しさのきわみです。

森麻季さんは買いです。
私は「こうもり」のアデーレのクープレが入っていたので買いました。
しかし数日前、youtubeで森さんのこうもりを聞きました。
・・・正直、かなり失望して行くのを躊躇いました。

しかし14日にキンキン先生からお話がありまして
「こうもりがなくなったけど、薔薇とトリスタンが入るよ」
ということで、ビックリしました。

森さんの薔薇はドレスデン公演の一部をテレビで見ましたが、素晴らしいです。
薔薇の騎士が正式にクレジットされただけで、公演の水準が上がります。
またまた価格以上の公演が出そうです。ここも宣伝したいと思います。

(東京で価格以上のコンサートって、まずありませんからね!)

お疲れ様でした。
2007/10/16(火) 09:10:30 | URL | 快腸 #psq.nIB. [Edit

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10月10日(水)上岡敏之指揮(Pf) ヴッパータール交響楽団東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアル【曲目】1.R.シュトラウス/交響詩「ドン・ファン」Op.20{/face_warai/}2.モーツァルト/ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467{/face_warai/}3.ベートーヴェン/交
2007/10/31(水) 09:23:26 | facciamo la musica! [Del


プロフィール

キンキン@ダイコク堂

Author:キンキン@ダイコク堂
ブンガク。
オンガク。
ケンケンガクガク。
↑意図的な誤用(嘘w)

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(あっとまーくは記号で)
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