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キンキン@ダイコク堂

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赤と青、ふたりのぼんぼんがけじめを付けた日のこと
8月1日、梅雨明けのこの日にふたりのぼんぼんがけじめを付けることとなりました。
言うまでもなく、赤城徳彦・前農林水産大臣と横綱・朝青龍のふたりです。


まず赤城徳彦前大臣。

彼はみるからにひよわなお坊っちゃんの印象。お坊ちゃんの特徴の一つに、乳母日傘で育てられているために自分で自分のけじめが付かないと言うことがあるような気がします。

事務所費の問題というのもそういうことなんだと思うのですが、辞めるときも「自民党が選挙に負ける原因になったから」責任を取って辞めるのだといってました。あまりに内向きな理由です。事務所費の問題は辞める理由ではなかったのね。国民に対して謝る回路がないのはお坊ちゃんにしてもあまりに痛いと思いました。これは久間・前防衛大臣のときもそうでした。

自民党が選挙に負けたのは、この内向きというか「どんだけ〜!」的な高慢ちきな態度故だったのではないでしょうか。二世三世議員の中には「電車の切符も買えないバカ」(舛添要一談)がいるということですが、それでも赤城さんは「責任を取るということは辞めると言うこと」と身を以て知っただけ、安倍晋三氏よりは首相の資質を備えているといえるでしょう。


一方の朝青龍関。

彼がわかってないな、ぼんぼんだな、と思ったのは、もう自分は一人横綱ではないと言うこと。一人っ子だから許されるワガママというのはあって、どうしょもないドラ息子でも一人っ子はかわいいんだろうな、というのは田舎の議員の息子見てるとよくわかります。

残念というかなんというか、いま親である相撲協会の愛情は新横綱と新大関という生まれたての弟に向いています。苦手の兄ちゃん謹慎中に三河産の弟が横綱に昇進してくれれば言うことなし、ということになります。そして、ここで謹慎2場所という厳しい処分を下すのは「監督責任を問う」という今のメディア状況にも叶っているわけです。ドラ息子を一喝したことによって大相撲自体はかえって権威を増すはずです。


それにしても、「相撲は国技だから」というテレビの論調は再検討の余地があると私は思っています。相撲を国技と名付けたのは江見水蔭で、これは相撲場の命名によってなのでいわば「自称・国技」なのです。時期は明治末なので、日露戦争後に対米意識の芽生えたナショナリズムの高揚期でした。だから、朝青龍の一件にまだお腹立ちの方々は大相撲を民間の興業だと思えばよろしいと思います(実際に法人ですしね)。

アプリオリに「国技」だと思うからやれ外国人力士が、とか横綱の品位が、とかいう話になるんで、むしろ外国人力士が土俵を席巻してくれた方が「国技」という自己定義は補強できるわけです。「尊皇攘夷」とか「黒船襲来」とかそんな四文字熟語もありました。この言葉が出てきた時期に、日本人は「日本人」に目覚めたわけです。


伝統を創造し、その伝統に当てはまらない人間を糾弾することによってもナショナルなものは増幅されていく。自分はけじめを付けずに弟分の実名晒して「責任を痛感する」という言葉だけ知ってる首相も、それを狙ってるのかもしれません。

斯くして、アンシャン・レジームが確立された。。。

などということのありませんように。

※もう一回くらい書きます。

ケンケンナントカ | 19:19:39 | Trackback(0) | Comments(1)