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キンキン@ダイコク堂

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リハビリ打ち切り問題に関するバラエティ番組
秋の番組改編期で、番宣を兼ねたバラエティ番組が各局で放送されています。
そのなかで、リハビリ打ち切り問題を取り上げた番組があったのでその感想を。

「みのもんたのずばっとコロシアム」10月7日PM7時〜

みのもんたvs国会議員という趣旨の番組です。最近はテレビ芸者みたいな国会議員も増えました。みのもんたは以前にも朝のワイドショーでこの問題を取り上げたことがあり、得意の調子で国会議員に迫っていました。

この番組におけるリハビリ打ち切り問題の取り上げられ方には、ちょっと問題があるように思います。それは、リハビリ打ち切り問題を、保険料の改定といっしょの項目で取り上げていたことです。そうなれば、勉強不足の国会議員は得意の財政再建論議にもちこみ、国民に「痛みに耐える」ことを訴える紋切り型の論法に徹します。

しかし、冷静に考えればこの問題を保険料改定と一緒に把握するのは論じるのはおかしい。
なぜなら、保険料の改定は「負担増」の問題ですが、リハビリ打ち切りは保険料改定とは比較にならない負担増であり、文字通り「打ち切り」だからです。1割負担が2割になるという「負担増」と、1割負担がある日を境に「10割負担」になるというのでは負担増の割合がまったく異なります。まして仕事に就けないリハビリ中の身にとって、これは「負担増」ではなく「打ち切り」なのです。

これはあまり知られていないことですが、リハビリ打ち切りの対象者に対しては、同じ病院で受けるすべての診療が10割負担となります。たとえば、総合病院に入院中のリハビリ患者が歯痛を訴えれば、看護士さんに運んでもらって同じ病院の歯科へかかるのが普通です。しかしこれに対しても負担は10割ということになります。リハビリとは直接関係のない診療も10割負担となるのです。なんでこんなことになっているかといえば、要は「180日以上のリハビリはやってもムダ、患者は病院から出て行け」という発想からです。虫歯の痛みには耐えられても、この「痛みに耐える」ことはそこそこの財産を持っている人でも不可能だと思います。

このテレビ番組では、他にも国会議員の無知が露呈していました。
番組には90歳の女性が出演しました。脳梗塞右片麻痺で、すでに発症後数年を経過。今回の打ち切り制度によりリハビリを中止。非常にはっきりとものをおっしゃる方で、「国会前で死んでやる!国会議員は金持ちだから(深刻さが)わからない。」と打ち切り制度を強く非難しました。

これに対する国会議員たちの反応は「そんなことはありえない。何かの間違いだろう」という態度であるように私には見えました。そのなかでも舛添要一議員は「こんなことはありえない。この方の件については調査をしたい」という趣旨の発言をしました。舛添要一議員といえば、母親の介護体験を本にして国会議員になった方です。国会で何をやっているのかはよくわからない人ではありますが、介護やリハビリといった問題に関しては他の議員以上に関心をもってしかるべき人です。

その舛添要一議員にしてこの対応。
問題はこの90歳の女性だけではないのです。基本的に、「例外」と認められなければみんな180日で打ち切るというのがこの制度です。国政調査権を発動するのであれば、厚生労働省の調査とは別に、より広汎な症例を選んで、国会議員でプロジェクトチームを作って調査して欲しいと思います。

いまさら、この制度が国会を通過した際に欠陥を見逃した罪は問いません。しかし、その見過ごしによって危機に瀕している人が、ものすごく大勢いると言うことに直ちに気づき、即刻この人たちを救済してもらいたい。この点を有権者の一人として国会議員の方々には要求します。

リハビリ日数制限問題 | 20:27:01 | Trackback(1) | Comments(1)