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キンキン@ダイコク堂

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緩慢なる殺人者・厚生労働省はリハビリ打ち切りを撤回せよ!
ついに今日、リハビリ打ち切りのタイムリミットが来ました。

これは、厚生労働省が設定したリハビリの日数制限によって、多くの病人が保険診療によるリハビリ医療を継続できなくなる実態があり、ついにその打ち切りの日(4月1日から数えて180日目)が来てしまったということです。

すでに病気によっては打ち切りの措置が取られており、これによって症状が悪化し、あるいは寝たきり状態になる病人が数多く出ています。さきほどNHK総合「ニュース9」では打ち切りに苦しむ多くの人々が紹介されました。女優の真屋順子さんも姿を見せました。真屋さんも脳梗塞でリハビリを受けています。放置されたら死んでしまう、あるいは死期が近づく人が、いまおおぜい路頭に迷っています。「リハビリ難民」という言葉が定着しつつあります。

この件に関しては以前このブログでも紹介したように、兵庫医大の道免氏を中心として署名運動が起き、44万という圧倒的な数の署名を厚生労働省に手渡しました。(「手渡し」なんてもんじゃないですね。赤帽トラック2台だそうです)

これに対し厚生労働省は今日まで正式な回答を行っていません。
署名という、本来もっとも敬意を払うべき民意を踏みにじり、マスコミの批判を無視し、多くの病人の最低限の社会的生活のきっかけを奪い、そしていよいよ多くの人々の「生命」を奪おうとしています。あろうことか、「だらだらリハビリ」なる悪意と偏見に満ちたコメントをメディアに流布し、自己弁護を図ろうとさえしています。

これを私は「緩慢なる殺人」と呼びたいと思います。

いま、リハビリの現場には「なんらかの病名をつけてリハビリを延長させる」という脱法行為を示唆した書類が学会名で出回っているそうです。水際作戦が始まっています。しかしそれが結果的に「緩慢なる殺人者」のお先棒かつぎでないとどうして言い切れるでしょう。明らかに誤った政策を改善せず、脱法行為を黙認する一方、「だらだらリハビリ」なるデマを飛ばして自らの正当性を確保しようとする構造ができてしまいかねません。そして脱法行為を常態化すれば、「緩慢なる殺人者」どもに付けいる隙を与えかねません。

なぜ厚生労働省は自らの誤りを認めないのか。
そしてなぜ厚生労働省はこのような誤った政策を実行に移したのか。

それは医療費の抑制という一点に掛かっています。帳尻あわせのために、リハビリは日数が制限された。簡単に言えば、エクセルの表の右下の合計を、財政再建によって定められたある数字にあわせるために、ちょこまかと数字が操作されたのだと思います。それは数字の上のことです。そのような感覚が罪を犯した例として私たちは姉歯元建築士の例を知っています。しかし、その数字で左右されるのは人の命です。そして、厚生労働省や姉歯氏に欠けていたのは、自分のいじった数字が人の命を奪っていくという、理性ある人間ならば持ち合わせていなければならない筈の想像力です。

さきほどのニュース9では、神ノ田昌博なる厚生労働省の役人が、介護保険の利用や特例の適用によってほとんどの人が救われるはずであるとコメントしていました。しかしそれが誤りであることは番組内でも指摘されました。介護保険は65歳にならなければ適用されないのですが、脊髄損傷など、若い世代にも多い適用外の事例があります。それに、そもそも「ほとんどの人が救われる」ではダメなんじゃないでしょうか。

遠藤周作「私が・棄てた・女」では、ハンセン氏病といういわれなき苦しみを与える神への懐疑が語られています。しかし、これから多くの人々に訪れる苦しみは神の与えた試練ではありません。想像力の欠如した・無神経な・厚顔無恥な「緩慢なる殺人者」たちが与える苦しみです。それは試練ではありません。憲法で保障された国民の当然の権利を踏みにじる者どもの与える拷問です。そして政治は、安倍晋三なる経験不足のおぼっちゃん議員を、親子三代にわたる義理から総理にする遊びにうつつを抜かし、こうした実態を放置しています。そもそも、こうした帳尻あわせを厚生労働省に強いた元凶は、「改革」の美名の元に弱者に還元されるべき予算を削り、病人や障害者を含むすべての人を競争社会のただ中に放り込もうとする、格差社会の推進者である為政者です。おぼっちゃん首相また然り。


はっきり言って、私は怒っています。
その怒りは、JR水戸支社に対する怒りにも似ていますが、その度合いはこちらの方が上です。なぜなら、署名という民意をないがしろにし、己の利益と保身(昨日の快腸さんのコメントがその構造を喝破してくれました。サンクス!)に汲々とするみみっちい態度はよく似ていますが、東京自由乗車券の廃止は金銭的な負担を強いられているだけで、命まで奪われるわけではありません。

しかしこれは人の命を奪います。「緩慢なる殺人」です。

ちなみに、厚生労働省はこのリハビリ制限の決定に際して実態調査を行っておらず、いまようやく実態調査を始めたそうです。そのへんのいい加減さもJR水戸支社に似ています。ただしこの実態調査は来年2月まで掛かるそうです。その間にこの「緩慢なる殺人者」どもは、何人の病気の方を殺すつもりなのでしょうか。

そして私は、理性ある人間として最低限の想像力を持っていると自負しているし、これからも持ち続けたいと願っています。

テーマ:リハビリ - ジャンル:福祉・ボランティア

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