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キンキン@ダイコク堂

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テレマンの「ターフェルムジーク」/負け組クラシック(その2)
へんなトラックバックが2000くらい付いてた 凸( ̄皿 ̄#)

さて負け組クラシック第2弾は、最近私の買ったCDのうちでコストパフォーマンスに優れたものをご紹介しようと思います。

この場合の「コストパフォーマンス」とは、
「値段が安くて内容がよく、頻繁に聴く」
という意味です。つまり、一回聴くごとにコストがどんどん下がっていくということw

いやあ、テレマンなあw


テレマン「ターフェルムジーク」全曲。
ベルダー/ムジカ・アンフィオンの演奏による4枚組。
レーベルはブリリアントクラシックス。

ゲオルグ・フィリップ・テレマンは、18世紀中頃に活躍したドイツの作曲家。
同時代のバッハやヘンデルと比べ、今日の日本における一般的な知名度は地を這うように低いのが現状ですが、後期バロック最大の作曲家とも称せられる場合もあります。また、当時はものすごい売れっ子で、半世紀近くもの間、ハンザ同盟の都市・ハンブルクの都市音楽監督という地位にあり、名声を集めたそうです。ライプツィヒは彼を招聘しようとして失敗したためバッハを呼ぶことにしたと言いますから当時の人気の差がわかります。

テレマンの代表作がこの「ターフェルムジーク」。直訳すると「食卓の音楽」ですね。
「食卓の音楽」といってもまるでサティみたいに「鳥の丸焼きの音楽」とか「生ハムメロンの音楽」とかがあるわけではなく、富裕層の食卓を彩るBGMというほどの意味です。当時のハンブルクは自由都市として栄えていましたから、そういう需要があったんですね。

さて負け組専科ことキンキン@ダイコク堂にも、この勝ち組の贅沢ともいうべきこのCDはとってもよいです。世間的にバロックはあまり人気がありません。つくばコンサートでもバロックの集客は地を這うほど低く。。。

それは、「バロック=しんねりむっつりした音楽」という印象が強いせいかもしれません。バッハの影響かな。しかし、この「ターフェルムジーク」を聴いてもらえれば、その雅、その粋、その明るさに耳を奪われること必至と思われます。そもそも、富裕な人たちの食卓を飾る音楽ですから、重苦しいようでは困りますしね。

ベルダー/ムジカ・アンフィオンの演奏も特筆大書したいできばえ。明るく、つややかな音色で作品の魅力を高めています。合奏精度も高く、息があったアンサンブルを楽しんでいる風情が聴き取れたら、貴方もテレマン・ファンです。

ヒルズ族に代表される最近の富裕層はお金でお金を生むことに血道を上げているように見えます。その一方で、地方における文化芸術関連予算は削られまくり。コンサートを楽しみにしている庶民は音楽から縁遠くなり、仕事が来なくなった演奏家も泣いています。文化という無形で(多くの場合は)金銭的利益を生み出さないのものを財産として認めることができるかどうかは、GDPが、とか株価が、とかいうよりもはるかに社会の豊かさを表す指標だと思うのですが。

私はホリエモンや村上ファンドがうらやましいと思ったことがありませんが、ディナーにこんな優雅で明朗な音楽を楽しむことができた当時のハンブルク自由市民たちの豊かさはうらやましく思われます。このCD、4枚組ですが高い店でも2000円くらい。私が見かけた最安値はキムラヤ新橋烏森店の1400円でした。

え、こういう音楽をお薦めする私もセンスいいって?
いや〜テレマンなあw

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

オンガク/CD | 10:57:25 | Trackback(0) | Comments(8)