投稿日:2006-05-17 Wed
yyさんの執拗なw要請(笑)がなぜかRYOさんに飛び火、三島由紀夫に関連する文献を私に教えてくれました。ここにご紹介をもってブンガクカテゴリー一発目。○「来ぶらり」第77号(2006年4月1日発行、学習院大学図書館)
・石川博康「古典という深淵と「春の雪」
−三島由紀夫、シェークスピア、プラウトゥス」
・中山高二「忘れられていた三島由紀夫エッセイ」
…後者に注目。昭和23年10月に学習院演劇部が創刊したガリ版刷りの雑誌「氷山」に三島「説明役について」というエッセイが掲載されていたことを紹介しています。三島と学習院の関係を考えるよい資料になりそう。同エッセイは『決定版三島由紀夫全集別巻月報』に収録予定とのこと。
○「桜友会報」88号(2006.5.1)
・「三島由紀夫=平岡公威を探す」
…基本的にはOGの方の思い出話で、戦時中に学習院中等科で刊行された雑誌「清明」(1973.11.25、学習院中等科)について紹介したもの。「清明」は通読したことがありますが、文芸部を中心とした学生の自主的な創作発表の場であった「学習院輔仁会雑誌」と比べると、作文等の発表の場としての性格が強いように思います。三島は高等科の学生でしたので本来ならば参加資格はなかったのでしょうが、「先輩」という肩書きで寄稿しています。これは『学習院輔仁会雑誌』に大学や陸海軍学校に進学した卒業生の報告があったのと似ています。
いま、「ミシマ」はもっともお金になる作家の名前ではないかと思います。「春の雪」の映画化をきっかけに、いわゆる「お宝」としての注目度が高まっているだけに、母校が呼びかけをしたことの影響は大きいんじゃないかな、と思いました。
…学外の人間にはなかなか気づかない文献ですね。RYOさんありがとう。
追伸:先日のクイズの景品、送っておきました。
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