投稿日:2007-09-27 Thu
私がボランティアで運営に参加している「つくばコンサート」の、2007年秋のシリーズがいよいよはじまります。第1弾は…
フェルメール・クァルテット演奏会
2007年 9月29日(土)午後3時開演 ノバホール
〈曲目〉
モーツァルト :弦楽四重奏曲第22番変ロ長調K.589
ヤナーチェク :弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番イ短調Op.132
〈料金〉 A:3000 B:2500 C:1500
フェルメール・クァルテットは結成以来38年、第一線で活躍してきた大ベテランの弦楽四重奏団です。中心メンバーの引退にともなって解散が決まっており、最後の来日公演です。
ようやく涼しくなってきた今日この頃。
秋の芸術シーズンの幕開けに、大ベテランによる弦楽四重奏はいかがですか?
良席もまだまだございます。当日券も発売されます。
《シリーズ券》S:11000 A:10000 B:8000
※S席シリーズ券は、ヴッパータール響のみS席で、他の2公演はA席です。
《チケット取り扱い》
ノバホール 029-852-5881
ヤマハつくば店 029-850-0518
チケットぴあ 0570-02-9990
インターネット: http://www.tins.ne.jp/~tsukuba-concert/
投稿日:2007-01-21 Sun
昨日(1月20日)、コンチェルト・コペンハーゲンつくば公演がありました。以下ご報告。
私が会場に到着したのは13時前くらい。つくバス(つくば市内循環バス)に乗って、つくば西武1Fの翆芳楼で昼食を採ってからの来場になりました。そのころにはすでにコンチェルト・コペンハーゲンのメンバーも到着していましたが、彼らはつくばエクスプレスに乗ってやってきたのだそうです。メンバー10名+音楽事務所関係数名ということで、バスをチャーターするよりははるかに安いですね。
しばらくリハーサルを見ておりましたが、彼らのリハーサルは完全にチェンバロ奏者のモルテンセンがリードしてゆきます。議論をして細部を詰めていく、というのではなく、音楽監督でもあるモルテンセンのやりたい演奏があり、それを歌ったり身振り手振りでどんどん伝えていき、メンバーの演奏を作っていくという感じ。「テンション高いな〜」という感じ。演奏をご覧になった方ならば、彼の演奏兼指揮のアクションの大きさに驚かれたと思いますが、リハーサル時はあの3割り増しだったと思っていただければ。
私は1時半より当日券売り場に座りましたが、彼らは2時ごろまでリハーサルをやり、その後食事に出かけていきました。モルテンセンも奥さん?と腕を組んで出てゆきました。
演奏曲目は全部J・S・バッハで以下の通り。
チェンバロ協奏曲第3番
2台のヴァイオリンのための協奏曲
シャコンヌ(モルテンセン編のチェンバロ独奏)
チェンバロ協奏曲第1番
アンコール:
チェンバロ協奏曲第3番の第3楽章
私が好きなチェンバロ協奏曲第3番が私の好みのテンポであったこと、モルテンセンを中心としたメンバーの意思の疎通(モルテンセンの頭を振り、中腰になって身振りや表情で曲想を伝えていく指揮やアイコンタクトをまずコンマスとチェロが受け止め、即座に他のメンバーに反映していく)が見事でした。その反応の機敏さは演奏のしなやかさに通じており、グルーブ感があった演奏でした。
アンコールは一曲目と同じ曲だったのですが、これはさらに乗りと勢い!という感じで、モルテンセンが弾き間違ってメンバーも苦笑しながらもさらにひとつのかたまりとしてのうねりを作っておりました。こういうところは一流の証で、なかなか真似できるもんじゃないなあと思いました。
会場には300人超のお客さん、当日券も30枚くらい売れました。つくばコンサートの古楽ないしはバロックとしてはまあまあの部類でしょうか。そりゃあ、もっとお客さんが入ってくれればそれに越したことはないんですが、今回のお客さんはよく音楽をご存じの感じというか、演奏中にほとんど咳払いが聞こえず、演奏後の沈黙の瞬間を楽しんでいるようでした。以前、オーボエ奏者の古部賢一さんにうかがったのですが、そういうのって舞台の上からよく分かるんだそうです。聴衆の聞き入っている気配に演奏も乗ってくるということで、こういう一体感はコンサート会場に足を運んだ人でないと味わえないものです。
終演後は10名全員でサイン会。なぜかサインに漢字の「光」という字を大書するメンバーがいて面白かったです。いささか残念だったのがHMVの持ってきたCDで、HMVのウェブサイトの値付けからするとかなり高くなっておりました。2720円で彼らの「バッハ:チェンバロ協奏曲集」の第1集と第2集を売っていたのですが、第1集はともかく、第2集はウェブサイトより1000円高かったことはちょっとどんなもんかいな、と思いました。私は第1集を購入しましたが、これはなかなかのCDだと思います。トン・コープマン/アムステルダム・バロック・オーケストラのCDがちょうど同じような曲目と演奏ですが、演奏のしなやかさ、練れた感じでコンチェルト・コペンハーゲン盤の方を推薦といえよう、です。
メンバーは17時41分のつくばエクスプレスで帰っていきました。11月のボストリッジに続いて最前列にサスペンダーのおじさんが座っておりましたが、彼の身を乗り出して楽しそうに聴いている姿が印象的でした。彼もつくばエクスプレスで帰っていったんだろうなあ。
投稿日:2007-01-12 Fri
「つくばコンサート」早春のシリーズのご案内です。コンチェルト・コペンハーゲン演奏会
2007年1月1月20日(土) ノバホール 午後3時開演(午後2時30分開場)
オール・J.S.バッハ・プログラム
チェンバロ協奏曲第3番 ニ長調
2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調
シャコンヌ ニ短調(モルテンセン編)
チェンバロ協奏曲第1番 ニ短調
料金:A3500円、B2500円(2/17エマ・カークビーのコンサートとのセット券あり)
問い合わせ先:029-852-6470(つくばコンサート実行委員会)
つくばコンサート2007年の初っぱなはコンチェルト・コペンハーゲンという古楽のアンサンブル団体。当日の演奏者は12名だそうです。
バロック期からモーツァルトなど古典派の時代までは、現在の楽器とは異なる楽器が用いられていました。これを古楽器あるいはピリオド楽器といいます。今回招聘したコンチェルト・コペンハーゲンはこうした楽器を用いて演奏する団体です。
コペンハーゲンはいうまでもなくデンマークの都市です。
「なぜコペンハーゲン?」という疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思うので、少々うんちくを垂れますと、古楽はある種の歴史学的な研究の要素があるので、いくつかの流派が存在します。イギリス、オランダ、そして日本はこの古楽の研究や教育が盛んですが、いまヨーロッパではデンマークに古楽演奏の新しい潮流が起こっているのだそうです。
私はバッハのチェンバロ協奏曲第3番が大好きで、この曲を聴くといつも幸せな気分になれます。ふだん聴いているのはマレイ・ペライア(ピアノ)とアカデミー室内管の演奏ですが、デモ盤を聴いた印象ではコンチェルト・コペンハーゲン、これよりさらに好印象です。チェンバロを生で聴いたことが無いという人、古楽の音色を体験してみたい人にもおすすめ、肩の凝らないコンサートになると思いますよ。
ちなみに16日に王子ホールや第一生命ホールで開催される同団体のコンサートは5500円。東京価格の半額ですね。ノバホールは室内楽やアンサンブルには最適な響きをもっていますから、堪能して頂けると思いますよ。
当日券も十分にあります。。。
追記:
コンチェルト・コペンハーゲンのバッハ・チェンバロ協奏曲試聴できます!!
http://www.allegromusic.co.jp/01%20Concerto%20BWV%201052%20D%20Minor_%20I.%20Allegro.mp3
投稿日:2006-12-26 Tue
前の記事で記したように、23日、有楽町の東京国際フォーラムでバレエを観てきました。レニングラード国立バレエ「くるみ割り人形」オーケストラ付。
実は私、元々バレエにはさほど関心がなく、どちらかというとオケに対する関心で行った部類です。
指揮者はアフロヘアー(天然なのだそうです)で注目の(?)アンドレイ・アニハーノフ。彼がオケピットの指揮台に収まると壁からぴょこんとアフロが飛び出しています。お茶目です。
このオケと指揮者はもう5年ちかく前、結城の公会堂に来たとき聴きに行ったことがあります。メインプログラムは「運命」だったが、これがなかなかに変態チックな演奏であったと記憶しています。ぬら〜っとしたスローテンポで冒頭の三連符を刻み、あるフレーズで突如節づけて歌い出したり、コーダに突如大爆裂と、ドイツ=オーストリア的流儀などおかまいなしの演奏で、とてもおもしろかったです。以前この話をヤフーメッセで快腸さんにしたら興味津々で、彼は先日、「運命」を聴きに相模大野まで行ったそうです。
今回の「くるみ割り人形」は上記のような特長が、彼らのどのような見識に支えられているかがちょっと分かったような気がしました。つまり、彼らは骨の髄までバレエ・オケなのだということ(オペラもやるけどね)。今回の「くるみ割り人形」も、手元にあるカラヤンやプレヴィンの演奏と比べてテンポが随分遅く、拍を取る間、音量バランスなどもだいぶちがいます。
しかしそれはおそらく、バレエという身体表現に根ざした生理だったのだという気がしました。ダンサーたちの身振りに実にピタリとはまってたもの。一人一人の技量を取り上げたら、日本オケの方が上手いのかもしれませんが、この表現を支える感覚は、いかにもたたき上げという気がします。
アニハーノフはようやく40代になったばかりの若手指揮者ですが、その間合いを表現するタクトがすばらしい。快腸さんがしびれるのも納得の統率力。ダンサーー指揮者ーオケというあうんの呼吸が素敵でした。
バレエの演出は(多分)極めてオーソドックスなものだったのだろうと思います(※)。夢まぼろしの世界。夢から覚めてしまう演出はなく、最後まで夢の世界のまま幕を迎えました。一流のファンタジーでした。素人目に見てもくるみ割り人形の役をやっていた背の低い人がむちゃくちゃ上手かった。クセになりそう。
かれらはいつまで「レニングラード」を名乗りつづけるのか、この点もアニハーノフのアフロ同様に要注目。ちなみにこの名称は日本だけで、サンクトペテルブルクでは「マールイ劇場」と呼ばれています。名前変えるとわからなくなってしまうからですね。旧レニングラードのオケを招聘している事務所はどこもスムースな改称に苦心しているようです。
(この記事はmixiに書いたもののリライトです)
(※)さきほどmixiで教えて頂いたのですが、実はかなり個性的な演出なのだとか。
う〜む、バレエの世界も奥が深い。また別のを観ねば(^_-)
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