This Category : リハビリ日数制限問題

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2008.09.07 *Sun

多田富雄さん、小林秀雄賞受賞

久しぶりにリハビリ問題です。

リハビリ日数制限に闘っておられる多田富雄さんが、ご自身のリハビリ記であり日数制限に対する闘争記である「寡黙なる巨人」によって小林秀雄賞を受賞されました。

http://www.sannichi.co.jp/kyodo/news.php?genre=Culture.Entertainment&id=2008082801000892.xml

ペンの力はどこまで権力と対峙しうるか、そのひとつの証であると感じます。

ところで北京オリンピックで惨敗した日本野球ですが、WBC監督に長嶋茂雄待望論という雑誌記事の見出しを電車の中吊り広告で見かけました。リハビリの目標は必ずしも「もとの体に戻すこと」にあるのではなく、障害を得て新たに獲得した肉体で発症以後の生を豊かなものとすることにあります。脳梗塞になって後遺症が残ったら、そこで社会人・公人としての生命は終わり、というのは偏見です。

長嶋監督、ノックバットは握れないかもしれませんが、陣頭指揮は執れるかも、と無責任なことを思ったり。もちろん、ご自身の意思とお医者さんの判断が重要となりますが…。

長嶋さんに関しては、ご本人はあちこち出て行って喋ったりもしたがっているのに、周囲が人前に出したがらないという噂話を聞いたことがあります。人前で話したり活動することもまた、よいリハビリになるはずです。
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2008.06.27 *Fri

ベッド柵で首挟み死亡、理学療法士を書類送検へ

久しぶりのリハビリ問題。
今回は医療事故に関する新聞記事です。

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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20080620-OYO1T00222.htm?from=main2

ベッド柵で首挟み死亡、理学療法士を書類送検へ…滋賀

 滋賀県東近江市の病院で2004年11月、入院中の女性(当時71歳)がリクライニングベッドの転落防止用の柵の間に首を挟まれ死亡した事故で、滋賀県警は、担当の男性理学療法士が注意義務を怠ったとして、業務上過失致死の疑いで書類送検する方針を固めた。

 同県竜王町小口、無職礒田輝子さんは同年9月、脳梗塞(こうそく)などで蒲生町国民健康保険蒲生町病院(現・東近江市立蒲生病院)に入院し、左半身にマヒがあった。捜査関係者らによると、同11月2日午後4時45分ごろ、理学療法士が個室で礒田さんにリハビリ指導後、傾けたベッドに座らせたまま病室を離れた。

 約1時間10分後、礒田さんが、ベッド脇にある柵(高さ約25センチ)のすき間に首を挟まれ、意識不明になっているのを准看護師が発見したが、翌日、死亡した。

 県警は、礒田さんが傾斜のあるベッド上で体が傾いたはずみで、柵のすき間に挟まった可能性があるとみており、理学療法士が病室を出る前にベッドを平らにするなどの注意義務を怠ったことが事故につながった、と判断した。

 遺族は05年12月、町(現・東近江市)に計2800万円の損害賠償を求める訴訟を大津地裁に起こし、現在係争中。

(2008年6月20日 読売新聞)

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これだけでは具体的なことがよく分からない記事です。

普通に考えて、理学療法士に一定の責任があることはたしかだと思いますが(ナースステーションへの申し送りなどが適切に行われていたかどうかなど)、果たして理学療法士のみの書類送検が適切な処分であるかどうか。死者が入院患者であり、入院患者に対しては医師・看護その他の病院全体として診療に当たる以上、その安全は直前の担当者だけに帰せられるものではないと考えます。また、柵付きベッドに挟まれる事故についてはこれまでにも問題になってきた経緯があります。

複合的な要因によって起きた事故に対して、個人を処罰して単純化するような解決方法は、根本的な解決を遅らせ、再発防止を遅らせる結果になるのではないかと危惧します。
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2008.05.19 *Mon

21日、フジテレビ「とくダネ!」でリハビリ難民問題特集

小倉アナウンサーが司会する朝のテレビ番組「とくダネ!」で21日、リハビリ難民に関する特集を放映するそうです。今週一週間にわたって医療崩壊の現場的な特集を組んでおり、その一環としての放映です。
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2008.05.01 *Thu

全国医師連盟 設立集会のおしらせ

ある方から次のようなお知らせをいただきましたので、より多くの人に知っていただければと思い、転載いたします。お医者さんやマスコミ関係者のみならず、医療崩壊に関心のある多くの方にお薦めいたします。下記urlに参加応募フォームがあります。

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■全国医師連盟設立集会
http://doctor2007.com/recommend4.html

全国医師連盟設立集会を6/8(日)1300時~1600時東京FMホールにて開催します。
 〒102-0080 東京都千代田区麹町1丁目7番 FMセンター
 参加費2000円
 定員300名
 参加資格は医師新組織の結成に賛同される方。事前登録が必要です(先着順)。
 医療関係者以外に一般の方、メディアにも公開します。

■主催者からの挨拶
■来賓挨拶、および挨拶紹介
■役員紹介
■設立集会プレゼンテーション(予定)
○佐藤一樹先生 【被告人の立場からみた東京女子医大心臓手術事件の経緯】
○川嵜真先生 【被告人支援者医師の立場からみた杏林大学割り箸事件の経緯】
○中原のり子様 【医師の過労と医療の改善~あなたの子どものいのち、疲れ切った小児科医にまかせますか?~】
○江原朗先生  【医師の長時間勤務で医療安全は低下】
○澤田石順先生 【受診制限問題に関する行政訴訟(仮題)】
○木田博隆先生 【いまこそ医師の自律性が求められているー実践的倫理と作法ー】

お医者さんの憂さ晴らしに終わることなく、明日の日本の形を考える試みになることを期待します。
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2008.02.10 *Sun

NHKスペシャル「闘うリハビリ」第1夜をみて

先日、黒茶さんが教えてくださったNHKスペシャル「闘うリハビリ」第1夜が放送されました。冒頭、長嶋茂雄さんのリハビリ風景とインタビューが流れたので、それで注目して観たという方もいらっしゃるんではないでしょうか。

第1夜の骨子は、「リハビリを通して脳内回路を開発し、それによって機能を回復させる」というリハビリの役割を多くの人に知らせようというものであると私は観ました。

その点で特に一般の人の注意を引いたのは「CI療法」の紹介ではなかったでしょうか。あえて機能が麻痺している箇所を集中的に使うことによって、脳内にバイパス回路の生成を促し、それによって機能を回復させようとするという考え方は、古いリハビリに対する概念を覆すインパクトがあったのではないかと思います。番組中、太田仁志さん(茨城県立医療大名誉教授)は「一般の医者はCI療法を知らない」とおっしゃっていましたが、医師でさえ、リハビリ=マッサージという誤った(あるいは古くさい)常識にとらわれている状況があることに警鐘を鳴らす内容を持っていたと思います。はた目にはマッサージに見えることが、実は脳内機能の生成という、重要な医療行為であることがよくわかる番組であったと思います。

なるほどなあ、と思ったのは、番組の後半で、「人間の可能性は無限大であり、回復はここまでという限界はない」という結論が導かれていたことです。つまり、脳の潜在的な自己回復力は私たちが考えているよりはるかに高く、損傷部位にもよるでしょうが、その可能性は無限大に近いということが示されていました。脳の一部を切除指してしまった若者の回復は、それを示すなによりの証でありました。

ところで、このブログでもごちゃごちゃ言ってきた日数制限問題。日数制限によって一律に患者の保険適用を打ち切る行為は、脳の自己修復機能の可能性を閉ざすことにつながるということになりゃしないかということを私は感じました。リハビリ日数制限問題で精力的な活動をなさっている道免和久氏(兵庫県立医大)はこのCI療法の専門家だそうですが、ああした活動の根底には「治るものを治さないのは許せない」と言う考え方があるのだと思います。一方、日数制限をしようとする厚生労働省の発想は、「お金を抑制したい」ということともうひとつ、リハビリに対する認識の古さが根底にあるのではないかと考えた次第です。つまり、「どうせ治らないんだからやめちまえ」という発想。

医学の進歩はめざましいし、脳の可能性は素晴らしい。その両方をよく調査し、正しく認識して判断することが重要であるということを感じる第一夜でした。今夜、N響アワーを観るなどして見損ねた方、明日もつづきがあるそうですからぜひ見てみてください。池辺先生、今日はダジャレを言ったかな…。

それはそうと、リハビリによる脳の再生に関しては

○「現代思想」2006年11月号

がためになりました。道免氏や多田富雄氏が論文を寄せています。
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